無事に収録も終わり
あなた以外のメンバーが着替えをしていた時だった
今日のサプライズを北斗が提案したことに
どこか違和感を感じた慎太郎が
北斗にこんな事を聞いてきた
疑問に思っていたことを聞いてきた慎太郎だが
質問の返事を聞いた反応に北斗はどこか疑問を抱いた
突然の慎太郎の発言に大きく反応した北斗
だが大きく反応したのは北斗だけではなかった
黙々と着替えていた北斗が先に着替え終わり
楽屋へと戻った
楽屋に戻ると あなたは1人でソファーに座っており
みんなとお揃いのブレスレットを眺めていた
北斗は自分の荷物を片付けていた時
ソファーに座っていたあなたが独り言のように話し出した
そう言いながらあなたは
みんなから貰ったプレゼントを眺めた
北斗は声しか聞いていなかったが
あなたの言いたいこと、伝えたい想いが
声だけでも伝わってきた
北斗がそう言うとなんの反応もしないあなた
一瞬"やってしまった……"と思った北斗だが
あなたはそんな北斗に向かって強くあたることはなかった
言葉を詰まらせながらも話を続けようとするあなた
北斗は心にどこか痛みを感じたが
あなたのことをもっと知りたいと思うと
なかなか口や体が動かなかった
何を言っていいかわからなくなった北斗
誰でも簡単に食べに行けるようなお店
そのお店の料理が忘れられない味
あなたがどれほど辛かったのか伝わってきた気がした
そして 北斗が勇気を振り絞って放った言葉は……
だった
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!