〜里希亜気持ち〜
あーぁ、やっちゃった。
あなたの前であんな事言うなんてよ...
あなたに嫌われたらどうしよう...
そんな事考えたらシルク先輩に取られるじゃん!
ダメダメ!前向きに考えないと!
でもなぁー、どうしてもシルク先輩には、勝てっこないんだよな〜
だから、ダメって!!!
必ずあなたを奪う!
シルク先輩だからって負けらんねぇ!
俺も男なんだから、男らしくしとかないと!
あなたのことは、俺がよく知ってる。
だって、何年の付き合いだと思ってんだよ!
2歳からの付き合いだぞ?
シルク先輩はあなたとの付き合いは、
俺より、浅いはず。
浅いから、どんな性格か分からないはず。
だから、俺があなたを奪うんだ!
もしかしたら、あなたもシルク先輩の事が、
好きなのかもしれない。
それは...それで、仕方ないけどさ...
俺にもチャンスはあるだろ?
なんてったって、俺、、、
ずっとあなたに片思いだったんだから。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!