ノールックで財布を投げられ





   ギリギリでキャッチすると共に





   了解です 、と練習室を後に





   自販機へ向かう





   彼を怒らせないためにも 、少し小走りで

   1本の水を手に





   ぴかぴかと光る自販機に背を向けた時

   後ろによろけると同時にちらばる大量の紙

   どうやらぶつかった拍子に





   相手が書類を落としてしまったようで





   拾うのにだいぶ時間がかかり





   うわぁ 、怒られるな 、なんて　。





   書類を相手に手渡した

   走ってきたんですけど 、なんて言い訳は





   じなの不機嫌オーラに全て飲み込まれ





   水を飲みながら颯爽と去っていく彼に





   ぽつんと一人 、練習室に残された

   壁伝いにずるずると座り込み





   頭を抱える





   まだただの幼馴染だった頃は





   笑顔が可愛くて 、優しくて





   いじめられっこ体質な私をいつも守ってくれる





   そんな 、私のスーパーヒーローだったのに





   今は上っ面だけ良くて





   私の前では暴君な態度しかとらない





   とんでもないずる賢いやつになってしまった





   こうなったのは確か 





   大人気ソロアイドルとマネージャーとして





   数年ぶりに会った時から





   命令 、悪口 、小言





   といった 、ただの性悪に育っていた

   いくら幼馴染とはいえ 、こんな奴隷みたいな扱いは嫌だ 、と





   この前書いた退職届を手に





   また  はぁ 、と深いため息を着くと

   夜中に爽やか笑顔をかます





   子犬系癒し男子が来てくれちゃいました　。





   next












   更新遅くなりすいません😥


   ごてぃドSが苦手なものでして


   しかももうひとつのリクエストのドSとシチュエーションが被らないようにするのに必死で … ！！（


   でも書いてみたらめちゃめちゃ楽しかったです ♡


   久しぶりに書いたのでへたくそですが


   楽しんでいただければ幸いです🤭