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第1話

Prolog
3,249
2022/08/21 11:00









ソイツあなたの目は 、 どこか虚ろで ……

人生の光輝きを 失っていた




















(幼少期) カリム
(幼少期) カリム
 父ちゃん … ? 
どうしたんだ ?
旦那様
 カリム 、 喜べ 
お前の悩みはなくなるぞ
客人
 まぁ ! 奇跡の兄弟の再会に 
立ち会えるなんて 感動ですわ !
客人
( 兄がいただって …… ?
そんな情報聞いたことも無いわ……っ…)
(兄) クラム
(兄) クラム
 カリム ! ようやく会えて嬉しいよ 
(幼少期) カリム
(幼少期) カリム
 俺の …… 兄ちゃん … ? 
(兄) クラム
(兄) クラム
 小さかったから覚えてないよな 
俺はカリムの双子の兄弟だ

" アイツ " の地獄は

ここから始まったのかもしれない
(幼少期) カリム
(幼少期) カリム
 俺に … 双子 …… ? 
(幼少期) ジャミル
(幼少期) ジャミル
 …… 
 
  







それは 、 大雨の日だった 。

カリムの双子の兄救世主が現れたのは ___ 。




(幼少期) ジャミル
(幼少期) ジャミル
( 今日は客人の予定はないのに 
やけに騒がしいな … )

俺はいつもより宮殿が騒がしいのが気になっていた

すると 、 旦那様の部屋から話し声が聞こえてきた

(幼少期) ジャミル
(幼少期) ジャミル
( 従者にも伝えられていない客人 … ?)


貴方
 旦那様 、 私は使える駒だと 約束します 

シャランッ
(兄) クラム
(兄) クラム
 旦那様は私を存分に利用ください 
文句は何一ついいません
旦那様
 …… 幼いというのにいい能力だ 
今のカリムにも好都合だろう
旦那様
 君を秘密裏で雇用する 
言っておくがあぐらをかいていると
熱砂の毒蜘蛛にあっという間に殺されるぞ
(兄) クラム
(兄) クラム
 覚悟の上でございます 


(幼少期) ジャミル
(幼少期) ジャミル
( カリムに …… 似たやつに化けた …?)


その日俺は信じられないものをみた

同じくらいの歳だろうが

まるで死んでいるかのように目に光がなく

生気を全く感じないあの表情本当の顔

これが……アイツへの最初の記憶だった





旦那様
 カリムには1ヶ月後紹介する 
足跡を残すなよ
(兄) クラム
(兄) クラム
 はい
(兄) クラム
(兄) クラム
 ………… 





                              " 私 " は ダレ ?

この " 場所 " は ドコ ?

あれ 、 涙 も出なくなって来ちゃった

まぁ 、 いいよね

そんなもの " クラム " には必要ない



機械が故障するように

" 私 " という " 私 " が 壊れていく音がする










ダレカ 教えテ






















" ワタシ " は ナン の タメ二 産 マレ て キタノ?













作者
 うーん …… 試しでつくってみました
人気でなかったら消します
作者
 自分的になんか違う……って感じ強いから
早くに消しちゃうかもしれないです
作者
ご閲覧ありがとうございました

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