第6話

裏切り。
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2018/04/03 14:11
先生
良くやりましたね。美奈さん。
女性
そうですね…笑
女性
案外チョロいじゃないですか
先生
さあ、どうしますか?
先生
こいつは消せてもまだ1人トップがいるはずですが?
女性
そうですねぇ…実際のところまだパラレルワールドの人間は記憶をチェンジしていますし
女性
この政策をしっているのは私たちだけかと
先生
そうですね、まずはその人たちの回収ですね
女性
はい。こちらでやっておきますよ
先生
助かります。
先生
私は教え子に会いに行きますね
女性
行ってらっしゃい。







(なつみ、かいとの元へ)
先生
よう、お前ら
なつみ
いやぁぁぁぁぁあ!殺さないで…
かいと
もう、心のうちは話しましたから
先生
おいおいw俺を死人扱いするなw
なつみ
…先生?
かいと
生きてるんですか?
先生
実はな、1度取られかけたんだ。

でも何故か記憶は、戻ってきた。

それがもう1人ここで取られそうになった人がいて、その人も同じように意識が戻ってきた。

共通点がある。

それは

両親がどちらともいないことだ。

しかもここの地域の人間だけなんだ。

そして残念だが亡くなっている人達だ。
なつみ
先生…でもなんで知ってるんですか?
先生
すまない、勝手に調べさせてもらった。
向こうの世界では簡単なんだ。
なつみ
亡くなってるんですね…
先生
もうひとつあって、お前らが行っている学校に何かしらの関わりがないとダメなんだ。
かいと
じゃあ、俺たちの力でどうにか出来るんじゃ…
先生
そうだな。
先生
そこで、手伝って欲しいことがある。
なつみ
なにですか?
先生
なつみ、かいと。
お前らの記憶を1度チェンジさせてくれないか?
もちろん、その後に意識がもどってくるだろうが
戻る前におれが上手いこと誘導させて
パラレルワールドのトップがいるところに行ってこの薬品をまいてこい。
かいと
これは…なんですか?
先生
これはな、人間の記憶だ。

パラレルワールドの人間には元々存在する記憶がある。

それとこの最初の人間の記憶を戻せば
元に戻る。

でも、記憶を抜き取られたお前らしかできない。
なつみ
それなら普通に抜き取られた人でも出来るんじゃ…
先生
いや、それなら記憶を取られてあと、戻ってこれないだろ?
なつみ
あ、そうか
先生
頼む、お前らが必要なんだ。
かいと
もちろん、大丈夫です
なつみ
お母さんとお父さんはどうなるんですか
先生
残念ながら、普通の人間だと1度取られた記憶はもどらないんだ。
先生
お母さんは、私が何とかする
なつみ
わかりました。
なつみ
やります。
先生
では、目を閉じてくれ。
お母さん…お父さん…待っててね

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