先輩たちと動ける格好に着替えグラウンドに出ようとしていた時
制服を着た伏黒が先に談話室を出ようとしていた
あなた「あれ、恵どこ行くの?」
伏黒「ん、あぁ…昨日の任務の遺族に挨拶」
あなた「?」
真希「そんなんは補助監督の人に行かせればいいじゃねぇか」
狗巻「しゃけ」
伏黒「いえ、俺が行きたいんです」
覚悟を決めたような しかしまだ悲しいような目をして言った
あなた「…」
真希「あっそ、じゃあ先やってるからな」
伏黒「はい」
あなた「行ってらっしゃい」
伏黒「行ってくる」
パンダ「恵があんな顔するの珍しいな」
あなた「だよねぇ」
釘崎「…うっ」
狗巻「こんぶ…?」
真希「大丈夫か?」
釘崎「あぁ…昨日見た死体思い出したら吐き気がして…」
あなた「大丈夫?」
釘崎「うん、大丈夫。それより強くならなきゃ!交流会までに!」
あなた「だね!」
釘崎「じゃあやるぞ!まずは野薔薇。パンダとやれ」
「実力見とかないとな」
釘崎「はぁはぁ…キッツ…」
パンダに投げ飛ばされ横たわる釘崎の横で空にジャブを打ち込むパンダ
パンダ「野薔薇ぁ〜まだだぞぉ!」
狗巻「ツナマヨ」
それを見守る狗巻
釘崎「ちょっとぉ!!あなた!!あんたもやられなさいよ!!何見てんのよ!!」
パンダに追いつかれてブォンブォンと回されながら言う
あなた「私はさっきやったでしょぉ!」
釘崎「じゃあなんで投げられてないのよぉぉぉ!!!」
パンダ「あなたは強ぇからなぁ足も速ぇしなっ」
釘崎「ぎゃああああ!!」
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。