彼・・・『はるてぃー』は転生前、自分の持つ紋章ではそれ以上の力を持てないことを知り、さらなる力を求め、転生した。
そこで彼は求めていた第四紋を手に入れた。
だが、彼が転生した時代は、魔法や剣技は衰退し、さらに第四紋は『失格紋』などと言って蔑まれていた。
そして、3年の月日が過ぎた・・・
ガサガサ・・・
パキッ・・・
いやお前次男だろ
当主になれるとでも思っているのか?
まぁ良いか
レイク兄さんがいれば多分大丈夫だろう
ザッザッザッ・・・
『受動探知』
バッ!
玄関からじゃなくて窓からなら良いんだろ?
到着
ずさんな行動計画だな・・・
レイク兄さん・・・
魔法か!栄光紋とやらの威力どんなものか見せてもらおう
!?
トスッ・・・
いやいや・・・これ子供の火遊びレベルだろ
しかも最初の恥ずかしいセリフはまさか詠唱!?
詠唱の有用性などとうの昔に否定されたはずだが・・・
ドン!
いい心がけだレイク兄さん!だが1人では倒せない!
魔物を挑発して魔物をこっちに来させる魔法・・・
『強制探知』
グルッ
さて・・・魔物が到達するまで4秒か・・・
十分すぎる
まずは体術・・・良好な結果だ!
次は魔力を圧力に変換・・・心臓へ!
まだ倒しきれないか
最後に『身体強化』『魔力撃』
スパッ!
終わり
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!