第45話

42.悠然

2020/11/14 08:47

午前1:38

「えっと、その、」
「待って、」
アリスが話そうとする所で、凛々が空気を読まずにストップをかけた。そして、話し出す。
「今何時？」
それは、今聞かなくていいと思う事を口にした。
「へ？あぁ、今は午前1時38分だよ。」
「1時38分！？しかも、午前って、、、」
凛々は唖然と驚き入る。
それはまぁハードな時間割だ。
午後6時に始め、次の日の2時に終わる、計20時間だ。
「ふふっ、そう思うでしょ？でも、此処だとこれが普通なのよ。6時に始めて正午0時に終わる。そこから片付けをして、午後2時には解散。帰ったらそのままベッドへダイブするわね。」
アリスは、笑いながら言った。
「、、みんな、寝ないの？」
凛々が問う。
「そうね、途中寝る人はいるけど、必ず誰かは大広間にいると思っていいわ。
それよりも、私の話そうとしてたのに、」
「あぁ、ごめん！」
凛々はすぐに謝り、アリスの話に耳を傾けた。