第64話

61.信頼
32
2020/12/13 02:33
午後3:56


「どうやら、その話、マジみてぇだな?」
顔が青ざめた魔理沙を見て、ヤマメはそう言った。
確証は無く、だが、そう言い切った。
それだけの信頼はあるのだろう。
たとえ、仲が悪くても、相手を認め合っているのだろう。
「、、、あぁ。」
魔理沙は短く、そう言った。
「、、悪いが、本当にやっていない。
だが、犯人を見つけて、ぶっ飛ばすくらいの事はしてやる。」
ヤマメは言った。
「犯人をぶっ飛ばす。」と。
ヤマメにとって、地上は自分が住む所では無い。
それでも、そう答えるヤマメは、もしかしたら、ツンデレかもしれない。
「サンキュー、。だが、それでも、当てが無い。」
今の状況、仲間が増える事よりも、当てが無い事が問題だと誰もが理解している。
魔理沙は、その理解している事を、今、私に伝えてくれた。

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