第71話

68.事実
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2020/12/25 13:27
午後4:18


「おい、!!ふざけんなよ!?」
逃げた凛々を引き戻したのは、パチュリーに怒鳴る魔理沙だった。
「ゲホガハグッガハッ!」
病弱なパチュリーは少し肩を手で突かれた位で、咳込んでいる。
「待ちなさいよ魔理沙!!情報が手に入っただけ良いでしょ!?」
突かれたパチュリー見て、アリスは魔理沙を止めに入った。
「そうだけどさ!アリスは受け入れるのかよ!?この世から人が1人死ぬんだぞ!?」
「それは、、、。」
魔理沙は正しい。
だが、それを今はどうする事も出来ない。
この場所だって、もうすぐ襲われる可能性だってある。
もうすぐでなくとも、研究をして、あの得体の知れない何かに対抗する為の、また別の何かを作れる程の時間は無いだろう。
つまり、本当に1人、死ななきゃならないのだ。
では、誰を殺す?
自分が決める?
相手に託す?
はたまた、自分が?
無理である。
全て、相手が何をしてくれない限り、何も出来ない。その勇気が、凛々には無い。

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