第21話

20.練習
29
2020/11/08 09:47
午前8:26


時間の進みは早い。実際では30秒と弾幕はあっても、凛々には10秒に思えた。
「次は凛々だよ。」
そう言われ、ハッと我に戻った。
「、、やってみる?」
「うん!。」
そう言ったら、フランは1本後ろに下がった。
そのまま凛々は、想像した。渦巻を描くような弾幕を。そして、腕に力を溜め込み思いっきり放った。
想像したのと全く同じものが出来た。だが、7秒でその弾幕は消えた。凛々は、そのまま手と膝で四つん這いになった。
「大丈夫?」
フランが心配をしてくれた。
凛々、汗をかいて、ヨダレを抑える力が無くなっていた。
きっと、力のデカい弾幕を使うには、それだけの力が必要だからであろう。
「もう、やめましょう。凛々さんも、やり方は分かりましたね?」
「は、はい。」
気遣ってくれたのか、やめて戻ろうとしてくれた。疲れているので、丁度良かった。そのまま、霊夢の所へ戻って行った。

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