午前8:21
レミリアとフランにお辞儀をされたので、凛々も、お辞儀を返した。
しかし、霊夢は、お辞儀もせずに話し出した。
「コイツ、昨日幻想入りしたのよ。だから、コイツを色んなとこに連れてって、教えてやってんのよ。」
それを聞いたレミリアは、
「なるほど、なら私達も、何か教えてあげた方が良い?」
っと答えた。
「助かるわ。弾幕の出し方でも、教えてあげなさい。」
「分かったわ。それじゃあ、フランと咲夜教えてあげなさい。」
「うん!分かった!それじゃあ、凛々、こっち来て!」
そう言って、フランは、凛々の手を掴み出て行った。咲夜も、レミリアに一礼し、部屋から出た。
残ったのは、霊夢、レミリアとなった。
「あの子には、まだしつけが足りなかったかしら。、、、まぁ良いわ。それより、どうなの霊夢。何か進展はあった?」
「、、いや、無いわ。そっちこそ、何かあったかしら。」
「、、いえ、何も。」
2人の居る部屋は、冷たく、静寂な空気に包まれた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。