第10話

10.相応の、
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2020/11/07 12:40
午前8:56


「あぁ!この悪魔!酷い!何で何も言ってくれなかったんだよ!?」
「ごめんなさい。でも、助かった事が出来たって事は、何か分かりましたか?」
「いいや、良く分からないけど、とにかく、説明して!」
「はい、分かりました。」
そう言って小悪魔は、少し間を開けて喋り始めた。
「あなたは決意したのです。物事は、それをすると、相応の覚悟や決意が必要なのです。このように、空を飛びたいのであれば、高い所から落ちる決意が無いといけないのです。決意を捨ててはいけない。決意が無ければ、何も変えれない。決意を実態的に証明して、初めて出来るようになります。この事から、あなたは、飛びたいと言う決意をしました。」
「なるほど。」
凛々は心の声が漏れてしまった。
「ですが、あなたが飛べるようになったのは、せいぜい20分そこらです。まだやりますか?」
「、、、いいえ、やりません。」
凛々は一瞬迷ったが、キッパリ断った。
「そうですか。では、帰りましょう。」
小悪魔は、宙に浮いた。
「はい!」
そして、つられるように、宙に浮き、帰って行った。

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