そう俺が考えてるうちにぷりっつは降りてきた
やっべ
バレた
あっぶねぇ...この部屋が暑いって言ったけど全然暑くねぇ
バリーン
ぷりっつの声がした瞬間大きな音が響いた。
まるでなにかが、割れたみたいな
慌ててぷりっつの方に行くと、涙目のぷりっつが居て、コーラがぷりっつの服を濡らしていた
コーラはぷりっつの髪からも垂れていて、当然ぷりっつが着てた服はコーラのお陰で体が透けて見える
ところどころ光っている小さな破片
それは『ガラスの破片』だった
ぷりっつの服が透けてんのがエロい...って今はそうじゃなくて!
パラパラ
━ぷりっつ視点━
アマルが俺の、頭、さわ、触ってる...
どうしよう変な声出た
アマル顔近ぇっての...
待って、1人は嫌だ、嫌だ、い や
言っちゃった...アマルがこっちを疑問そうに見てる、早く言わないと、早く!
泣いてて上手く言えない、
今の俺はどんな顔をしてるだろう、情けないだろう、気持ち悪がられたかもしれない、そんな気持ちで、涙が込み上げてくる
ポロポロと涙が落ちてくる
アマルがおんぶの姿勢をして乗れと言ってくる
アマルの背中はとても優しい暖かさだった
━アマル視点━
え、1人は嫌?待って可愛すぎん?今すぐ襲いたい。涙目で腕掴んで詰まりながら言ってるし、こんなの置いてけねぇやん
うっわぷりっつ軽
こいつちゃんと食ってんのか
喘いでるように聞こえてきてやべぇ勃ちそう
手当ては完了、だけどぷりっつは泣き止まないし...どうすればいいんだ
無理やり泣きやめと言うのは気が進まないが...好きな人が目の前で泣いてたらどう対処しろって言うんだ、泣きやめしか言えねぇだろ
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!