中間くんは
「高橋あなたちゃんと、田城晴ちゃんやんな?有名人2人と同じ席やったから緊張したわ。(笑)」
と冗談らしく笑ってみせる。
そんなこと言ったら、多分あなた達2人も有名人でしょうよ…なんて思いながら「どうも」と答える。
「中間淳太くんと、重岡大毅くんですよね?私も2人のことは知ってますよ」
と晴がいつもより声を低くしてそう言った。
晴は結構いろんな人に詳しい。
先輩にも可愛がられてるからそこ、いろんな情報も持ってる。
どうやら中間くんも重岡くんも晴も互いのことを認知していたようで、全く知らなかったのは私だけだったようだ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。