は貴方から言った
それなのに
頬を濡らしてしまうの
そうやって昨日のことも
消してしまうなら
もういいよ
花束を抱えて歩いた
ただ街を見下ろした
こうやって理想の縁に
空っぽでいよう
それでいつか
深い青で
のなら
どうだろう
こんな風に
愛を
謳って謳って
雲の上
濁り切っては見えない
遠く描いてた
日々をーーーーーーー
夜の群れ
いがみ合ってキリがない
笑いあって
朝焼けと
貴方の溜め息
この街は
僕らの夢を
今日だって互いのことを
忘れていくんだね
黙っていよう
それでいつか
別にいいんだよ
意味が
恋と
静かな方へ
汚れ切った言葉
を
譲り合って何も無い
痛みだって
きっと
きっと
騙し合うなんて
ずっと
ずっと
迷っていた
ほらね「僕ら」は
そうだろう
互いのせいで
愛を
雲の上
濁り切っては見えない
日に日に増えていた
夜の群れ
許しあって意味もない
愛を
雲の上
夜の群れ
笑いあって
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。