それからは至って普通に帰った。
何も問題なく…。
一真も家で過ごすようになった。
友達の家にずっといたから。
前は…気まずかったから。
時計を見ると、
5時を指していた。
はーっいと言い、夕食を待った。
夕食を食べると、華奈が
うち…。
テンション上がってるってことは、
何かあるのかなぁ…?
華奈の部屋に着くと、
早速、話を始めた。
少し口をもごもごさせながら華奈は
…ん?
多分、私の顔は?で一杯だろう。
だって、
あんなに分かりやすかったのに…。
…華奈が恋かぁ。
華奈を笑顔にするのは、側に居るのは、
私だと思ってた。
でも、親友…だもんね?
応援、しなくちゃだもんね?
優しく微笑んだ。
いや、微笑まなくちゃって思った。
ザカオさん…。
こんな可愛い人に恋されて、
羨ましい、っていうか
大変だなぁ…?(語彙力破壊)
…良いなぁ。
恋できて。
何度も何度も、
って。
また、来たよ。
ありがとうが嫌になる時間。
その言葉しか思い浮かばなかった。
本当に自分に呆れる…。
照れくさそうに言うから、
断れなくて
そんなので決まったのがこれ。
勢いで決められたけれど、
まあ…文化祭の時よりは良いかも…?
いや、マシだな。
でも…どっちも似合わない…。
じゃあ遊ぶ日決めよーっていう話になって、
気付くと、8時を過ぎていた。
はぁ…
とまぁ、遊ぶ事が決まった訳だけど、
大丈夫かなぁ…。
その反対に
ちょっぴり楽しみなんて、
私だけの秘密だけどね。
次回_カレンダー
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。