ベッドに移動しても2人の熱は冷めない。
ギシッ…
グッ…チョ…
グッんっ!
しっかりと彼のものは私の中に入り、動く。
グチャ…グチャ…
ギシッ…ギシッ…
互いに大きく腰を動かす。
私は枕から香る奥さんの匂いをゆっくりと私の匂いにさせていく。
体を繋げていると、心まで正直になってしまう。
嬉しくて思わず中を締めた。
グチャグチャグチャ…
ギシッギシッ…
律動を早くさせる。
ズプンッ…ズプンッ…
一気に目が覚めた。
目の前には翔の奥さんが私たちの姿を見て
睨んでいる。
あっ、失敗した。
そう思った。
香織は私たちの体を離した。
その瞬間、私の中から大量の彼の液が垂れた。
私は急いで家を出た。
裸足でなるべく遠くに。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!