第2話

私の執事1
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2021/01/08 21:00
「あなた、元気にしてたかい?」




貴方
貴方
わざわざ屋敷まで来て頂いて恐縮ですわ、叔父様










都内の奥地にある広大な土地



この門の向こうに広がる森林を抜けた場所に

私の屋敷はそびえ立つ。





「それにしても弱冠17才にしてこの屋敷の当主とは…色々大変だろう?」










私、あなたはこの屋敷の当主であり



代々世襲してきた大手企業の社長でもある。
貴方
貴方
まぁ…両親が早くに他界したので仕方がないことです










幼くして両親を亡くした私は
一人でいることに慣れている。




それに……




ユンギ
ユンギ
お嬢様お迎えに参りました
貴方
貴方
ええ、ありがとう










私には、片時も離れず身の回りの
世話をしてくれる執事がいる。

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