那田蜘蛛山の一件後...私は蝶屋敷に来ていた。
風の噂で、鬼を連れた剣士について聞いたから。
しのぶさんに案内された部屋の戸を開け、中に入った
すると、3人の隊士がいた。
1人は私が小屋の上にいた少年で、もう1人はきっと鬼を連れた剣士さん..
あと..猪さん...
どうやら覚えていてくださったようです..
なんだか、嬉しいですね
善逸さんという方は、やはり手足が短くなってしまっていた
だけど、きっと治ります
あと...なんだかこの人はぐいぐい来ます..
すると、炭治郎さんという方はくんくんと私の匂いを嗅いできました。
私..そんなに不潔だったでしょうか...
辛い事。と言われても私は分からなかった
天の声)皆さん。優春ちゃんは鈍感ですよ?^^
もちろん、感情や自分にもね?^^
そう言われて気付いた。
確かに、階級というものがあった
だけど、入隊以来私は1度も確かめていなかった
今確かめてみるのもいいかもしれませんね
そう言って、私は手の甲を皆さんに見せた
―数日後―
私はまた蝶屋敷に来ている。
炭治郎さんたちの訓練を見に..
本当に私が相手をして訓練になるのでしょうか...
上手く出来るといいのですけど..
私は自分が皆さんの相手を上手くできるか心配だった
何がと言われると分からないけれど、迷惑をかけてしまわないか...
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!