《リノside》
ああ!
もうやだ!
こっちの気も知らないで!!
あなたらしいと言えばそうだけど。
異性として親しくなりたいって言ったのに
あの子多分友達になろ!って意味で受け取ったよな。
俺が苦笑いした意味も知らないで。
バカなあなた
絶対惚れさせてやるよ。
《あなたside》
ん?カカオトークだ
あ、リノ、電話番号から検索したな……
いや、聞いてもわかんないでしょ……
あ、分かるか
あ、
イエナが来たところで、リノのカトクは無視した。
イエナの相談ってなんだろう。
仕事の事じゃなさそうだし。
とりあえず、聞いてみようか。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。