俺は朝早くこの王国の精霊領域を探した。
気配から感じるに王国の北側だと俺は確信した。
アテナ達が体内から指示する。
大きな木がたっている場所だった。
大きな木をの下に立っていたのはこの王国の皇子、凰火だった。
凰火はいつもの穏やかな雰囲気で聞いていた。
さっきの雰囲気とは違い、不安の気が流れいた。
凰火は驚きが隠せない様子だった。
千年大樹とは、この桜蓼王国の象徴の木だ。
そう言った瞬間、王宮にもいた時の殺気を感じた。
だんだん近づいてくる。ものすごいスピードで…
俺は凰火を庇うようにして避けた。
俺はかなり怒っていた。だから、挑発するような言い方をした。
白狐も怒っている様子だった。
凰火は、本当のことを言われてしょんぼりした様子だった。
白狐は驚いて、殺気を消し攻撃するのをやめた。
納得してない様子だった。
凰火は、少し緊張していた。俺は凰火の肩を叩く。
俺たちは、それまで知らなかった。
本当の絶望を知ることを…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。