松音side
作戦決行当日
──607
えっと……今何時？
9時……わぁ……めっちゃ早く起きちゃった……
まぁ…精神統一するには丁度いいかも
ふふっ、今日は頑張ろうね
ちょっと外の空気吸おうかな
■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫
──バルコニー
んーっ……気持ちい〜
日本の朝は空気が澄んでるなぁ……
まるでイタリアが汚れてるみたいな言い方だけど…あながち間違ってないかもね……
今日は前みたいな小さなミスも許されない
集中していかないと
一言挨拶するとロイは私の肩に乗ってきた
無事に終わりますように
誰も傷つきませんように……
………
な、なんだ今の視線……
どこから……ものすごく嫌な視線だった…
■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫
──？？
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殺気が……消えた……
私は気が抜けてその場に座り込んだ
なんで……なんでこんな時に……
嫌な予感しかしない……
ほんとに警戒しないと……絶対殺られる……
私は気持ちを落ち着かせるように深呼吸をした
■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫
──2時間後
コンコン
一子さんの声を聞いてドアを開けた
リリーの言葉を聞いて私達は部屋を出た
■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫
──601
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──601
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──602
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──603
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました！