松音side
──ボスの部屋
全員集合
そう言っておそ松兄さんは
私がキドファミリーの会談に参加すること
護衛が十四松ということ
護衛は部屋の前までなどを話した
カラ松兄さんは勢いよく壁を叩いた
すごく怒ってるような、納得できないような
でも悔しい,そんな複雑な感情があるような気がした
おそ松兄さんはとても辛そうな顔をした
チョロ松兄さんに何かあった…?
みんなのこの反応……東郷と同じくらいなことが……
慌てて立ち上がってチョロ松兄さんにものすごく何かを訴えているようだった
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──1年前
ほんとはここで警戒するべきだった
いい貿易関係を築けてるからって敵じゃないとは限らない
カツ……カツ……と紀戸が近づいてくる
チョロ松に顎クイ
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──現代
チョロ松兄さんは腕を押えて怯えているようだった
そんな辛いこと……無理に話さなくていいのに……
その言葉を言ったチョロ松兄さんは少し幼いような寂しさを感じた
一瞬迷った、でも──
嫌だけど、でも納得せざるを得ない
みんなからそんな感情が読み取れた
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!