夢を見た。前見た夢に出てきた《人》と遊んでる夢だった。夢を見て、一つわかったことがあった。それは、その《人》の性別だ。《人》が男の人がする力仕事をしていたので、その《人》は男の子だということがわかった。まぁ、性別だけじゃなにもわからないけど。
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僕は今、資格を取るための試験の準備をしている。服を着て、装備を整えて。まぁ、装備といっても護身用の剣だけなんだけど。
あー…なんかシルアちゃんの声がするなー。怒らせると不味そうだからはやく行こっと。
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《試験会場》
(アナウンス)
~試験を受ける方は、中央広場ヘお集まりください~
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(アナウンス)
~次はシルア・バルバードさんです~
おっ、シルアちゃんだ!まずはDランクのモンスターかぁ。モンスターを見ると、本当にここが異世界なんだなって思うなぁ。僕は《名探偵》を発動させて、Dランクモンスターを見た。フムフム、この小鳥みたいなモンスターは水属性のウォーバードっていうのかー。シルアちゃんはそれを鋭く伸びた爪で倒した。あれ、どーやって伸ばしたんだろう。次はCランク。その言葉通り、ウォーバードの大群だった。シルアちゃんの周りが全て真っ青に見える。それを、シルアちゃんは爪に魔力を集中させて全て蹴散らした。うわぁ、えげつない。次はB-。はやいなぁ。モンスターはサンダースネーク。けど、それも難なくクリア。そして、最後のB+のヴィンドウルフもあっさり倒してしまった。マージか。強すぎでしょーシルアちゃん。僕も頑張ろ。
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三時間後。みんなのランク分けが終わった。結果、シルアちゃんと僕はB+でレインがB-だった。レインは
と、かなり落ち込んでいる。後で慰めてあげよう。
うわぁ。シルアちゃん、何でもできるじゃん…。シルアちゃんだったら一人でも生きていけるんじゃ…。まぁ、とにかく!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。