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第3話

私の過去
貴方
貴方
ん……
あなたside

あれ、ここどこ…?
見た事ない壁、見た事ない毛布、見た事ないソファ…
もしかして、拉致られた?
確か私、死神くん達と一緒に帰ってたよね…?
死神くん達は無事?そしてここはどこ……?
トラゾー
トラゾー
あ、起きた?
貴方
貴方
トラゾー…泣
トラゾー
トラゾー
え、え!?
死神
死神
起きたー?って…トラゾーさん何泣かせてるんですか!?
トラゾー
トラゾー
え、いや、
ぺいんと
ぺいんと
トラゾーが泣かせた!?どういう事?!
クロノア
クロノア
トラゾー…ダメだよ、女の子泣かせちゃ…
トラゾー
トラゾー
いやいやいや!泣かせてないです!焦
貴方
貴方
グスッ皆無事で良かった…泣
死神
死神
…ん?
ぺいんと
ぺいんと
無事…って?
貴方
貴方
私、拉致られてるんじゃ…?
クロノア
クロノア
…あ、混乱したよね。見た事ない部屋で寝てて……
貴方
貴方
ここ、どこ…?
死神
死神
ここは僕達の家だよ!
貴方
貴方
…え?
トラゾー
トラゾー
あなたちゃんが、倒れちゃったから連れて帰って来たけど…今考えればこれ犯罪だな。
ぺいんと
ぺいんと
え、やばくね?
死神
死神
犯罪…違うと思いますよ。誘拐では無いですから。
クロノア
クロノア
うん、誘拐はしてないね。
トラゾー
トラゾー
ε-(´∀`;)ホッ
ぺいんと
ぺいんと
ほっとすんなよ!笑
貴方
貴方
ふふっ笑
死神
死神
笑った。
貴方
貴方
え?
死神
死神
さっきまで思い詰めた顔してたから…
貴方
貴方
あー…うん。
トラゾー
トラゾー
…ねぇ、聞いてもいい?
貴方
貴方
へ?何を?
ぺいんと
ぺいんと
その…電話の事。
貴方
貴方
あ…うん、みんなには話しておこうかな。
死神
死神
ありがとう。
貴方
貴方
うん…でもひとつだけ約束して。
クロノア
クロノア
なぁに?
貴方
貴方
…過去を知っても、私から離れないで欲しい……
トラゾー
トラゾー
あったりまえじゃん!
ぺいんと
ぺいんと
そんなの心配すんなよー!
死神
死神
絶対離れないから!
クロノア
クロノア
うんうん!
貴方
貴方
じゃぁ…話すね。
それは私が小学1年生の頃。
両親が離婚した。理由はお母さんの不倫。
お母さんは家を出て、私はお父さんと家に残った。
でもお父さんも離婚してすぐ色んな人と付き合って、別れての繰り返しで。


私が中学生になる頃には家に帰ってこなくなった。
そして私への扱いはゴミ同然。
口癖は「お前が居なかったら自由なのに」
そんなお父さんの元で育った私は勿論グレた。


でも中2の夏、お母さんが亡くなったと知らされた。
涙1つ出なかった。自業自得だ とすら思った。
だって死因はDVだったから。「そんな男とつるむのがわるいんだ。」そう思っていた。
けど私に1冊のノートが残されていて。
内容は私への『謝罪』そして私への『心配』が綴られていた日記だった。
そのノートを読んだ日から私はグレ友と縁を切り、清楚キャラとして生きてきた。


でも受験期に入った頃お父さんが突然「家を出ていけ。新しい家は借りてある。そこで生活しとけ」
と言ってきた。私は反抗もせず従った。正直嬉しかったから。狂ってるよね、家を出される事か嬉しいなんて。でも私自身、この人から解放されるんだって嬉しさが込み上げてきて。


そこからお父さんとの接点は一切なくなった。
連絡もしない。顔を見せたりなんて勿論しない。
でも何故か今日、電話をかけてきた。
「家を出ていけ」と。「勝手にどこかいっとけ」と……
貴方
貴方
私、何かしたのかな?苦笑
死神
死神
…あなたちゃん、ずっと我慢してたの?
トラゾー
トラゾー
ずっと耐えてきてたの?
ぺいんと
ぺいんと
ずっと苦しんできたの?
クロノア
クロノア
ずっと辛い気持ちを背負ってたの?
あぁ怒られる。
私はそう思った。けどこの人達は違くて。
トラゾー
トラゾー
よく耐えたね。頑張ったよ。
ぺいんと
ぺいんと
偉いよな!
死神
死神
ほんと、凄いよ!
クロノア
クロノア
凄すぎ!!
褒めてくれた。私の事を。
貴方
貴方
ありがとう…
私の汚れた心を洗い流すかのように、慰めてくれた。


私がこの人達を『憧れ』と思っていたのは、
この人達が優しいからじゃない。
1人1人の事を真剣に考えて、親身になって寄り添ってくれるから。
そう確信した。
トラゾー
トラゾー
そうだ、家出ていかなきゃなんでしょ?
貴方
貴方
あ、うん…
クロノア
クロノア
じゃぁ…ここで過ごそっか!
ぺいんと
ぺいんと
俺荷物運ぶわ〜
死神
死神
の前に不動産屋に連絡〜
貴方
貴方
あ、不動産屋に連絡はしなくて大丈夫。
トラゾー
トラゾー
え?
貴方
貴方
もう解約されてるから苦笑
クロノア
クロノア
じゃぁ…今日中に荷物運ぶ?
トラゾー
トラゾー
今日中って…クロノアさん、今何時だと思ってますか?笑
クロノア
クロノア
え?あ〜今何時だっけ?笑
ぺいんと
ぺいんと
7時半ですねぇ笑
死神
死神
今日は無理そうですね…笑
貴方
貴方
明日、学校から帰ってきて私の家に直行する?
トラゾー
トラゾー
それがベストだね笑
ぺいんと
ぺいんと
…ね、今日あなたちゃん何処で寝るの?
クロノア
クロノア
…あ。
死神
死神
ソファで寝させるのは…ちょっと……
貴方
貴方
あ、私ソファで全然大丈夫だよ?
トラゾー
トラゾー
いやいやいや、女の子がソファで俺達がベッドとか…ねぇ?
ぺいんと
ぺいんと
うん…
死神
死神
…あ、じゃぁ僕のベッドで寝る?
貴方
貴方
…えっ?!
ぺいんと
ぺいんと
ちょ、死神何言ってんの!
トラゾー
トラゾー
そうだよ、何言ってんの!
クロノア
クロノア
死神くん、狡いよ!
ぺいんと
ぺいんと
俺のベッドであなたちゃんは寝るの!
トラゾー
トラゾー
いや、俺だって!
クロノア
クロノア
いやいや、俺!
貴方
貴方
え、え?あの〜皆さん?大丈夫そ?
死神
死神
あなたちゃん、誰のベッドで寝たい?
貴方
貴方
はぁ?!
ぺいんと
ぺいんと
誰のベッドか聞いてるの!
貴方
貴方
このソファで寝ます!!
トラゾー
トラゾー
いやいやいや…
貴方
貴方
寝るの!!
クロノア
クロノア
うーん…分かった、落ちないようにね…?
貴方
貴方
落ちません!笑
皆、私の事を気遣って笑わせてくれてる。


私はこの愉快な4人が大好きなんだって、改めて実感した。