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第20話

19Q
一ノ瀬 咲陽
次、スリーメン!
男子バスケ部 一同
はい!
暑い体育館に、ドリブルの音とバッシュのスキール音が響く。

バスケ部に、いつもの日常が戻ってきた。

先輩達が引退して新キャプテンが一ノ瀬先輩に決まり、次の大会───新人戦に向けて練習をスタートした私達。先輩も私も、なにかと忙しくてバタバタしていた。

だが、1つだけ....
『インハイ出場決まったら、俺と付き合って』
.....出場できなかったんですけど、?
あなた

これ、来年まで付き合えない...のか...?

東 太陽
あなたっ!
5分休憩の間、次に使うゼッケンを確認するために倉庫で整理をしていたら、急に後ろから抱きつかれた。
あなた

───太陽....

東 太陽
つっかれたぁ~!
咲陽先輩気合い入りすぎ.... なんて愚痴を溢しながら肩に額をぐりぐりと押し付けてくる太陽。いつの間にか “咲陽先輩” と呼ぶほどまでに仲良くなっていた。


てかおい、ヤメロ。

私の肩で汗を拭くな。
あなた

....痛いんだけど

東 太陽
んー、ごめん
久しぶりすぎて我慢できない
『次の大会が終わるまで私に近付かないで』

大会が終わったため私に近付くのが許されるようになった、という理屈でやたら私にくっついてくる太陽。試合の次の日なんて鬱陶しくなるほどくっついてきた。

でも、嫌でもなかった。

自分から突き放しておいて、って感じだけど。
あなた

お疲れ
あと1時間頑張って

癖っ毛気味の髪をふわりと撫でた。すると、額を押し付けるのをやめて黙り込んでしまった。
あなた

....? ....太陽?

東 太陽
あなた....
あなた

な....に、

名前を呼ばれたかと思うと、くるりと体の向きを変えられ壁に押し付けられた。両手で逃げ道を塞がれ、逃げることができない。
東 太陽
俺、あなたのことが...s....
一ノ瀬 咲陽
あなたちゃん、ちょっといい?
あなた

.....へ、?

いつになく真剣な表情で見つめられ、抵抗することが出来ないでいると、一ノ瀬先輩に名前を呼ばれた。
あなた

ごめん、ちょっと行ってくる

東 太陽
....ん、分かった
さっきの太陽、いつもと違った.....


何故か火照る頬を両手で押さえながら、一ノ瀬先輩について行った。