紫side
俺たちは先程までのことで赤くんに確認を取ろうとした。
その時だった,異常なほどの妖力が来るのを感じた。
来る,イルイが。
ヤッホー?赤?
気づいた時には目の前に姉さんが居た。
いや,姉さんの体を奪った妖怪だった。
やぁ、イルイ,さっき振りだね,
うん,ところでこの結界はなんなの?まさか戦う為?
いや,別にただ,人間界の生命の均衡を保つ為だよ。
ふ〜ん,そうなんだ。
姉さんから放たれているその空気は最早普通の人間は気絶すらしてしまいそうな程だった。
ところで,そこにいる,人間たちは誰?
妖怪退治屋。今回は俺が目に付かれてね。
へ〜,赤ついに人間喰べたの?
食べるわけないじゃん,元は“人間だから”喰える訳ないじゃん。
ふ〜ん,じゃあ私は元は人間の癖に人間を食べる異質に思われているの?
まぁね。
一瞬の内にいろんな言葉が聞こえた。
赤くんが結界を貼ったのは人間の均衡を保つ為だと,
そして,赤くんが元は人間だったこと,
そしてイルイは姉さんは,自分が元人間なのを知っていることだった。
んで,結局のところ何で私を呼んだの?
イルイ,改めて聞くけど,人間時の記憶を持っている?
唐突だね,けど,人間の時の記憶?ん〜,あんまり覚えてないけど,
けど?
どうしても生かしたい弟がいたかな?
,,,っ!
俺のことだ,姉さんは俺のことを生かしたいって思ってくれてたんだ。
ふ〜ん,そっか,ありがとう,突然だったけど,
まぁ,いいけど,で?それがなんなの?
イルイの前にいる紫色の彼,君の人間の時の弟だよ。
へ〜,彼が私の弟。
姉さんは俺のことを一瞬見つめていた。
確かに微弱ながら私の霊力と同じ質を感じたよ。
そっか,じゃあ,2人で話してみたら?何かを思い出せるだろうし。
そうだね,分かった。じゃあ,弟くん,来てくれる?
,,うん,
俺は,姉さんに弟くんと他人呼びされるのが悔しいが顔に出さないように姉さんについて行った。
ここまでです,いやあ,漸く、この2人が会えましたね。
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