第37話

再会 4
518
2022/06/30 09:55
紫side
俺と姉さんを合わせる為に沢山の術を駆使している赤君を見ていて何処かで見たような気がして来た。

姉さんとさようならする以前の事だと思う,そう考えていると,服の袖を引っ張った感覚がした。

感じた方を見ると,
・・・・・・
橙君がいた。
どうしたの?橙君?
あのさ,赤って,前に何処かで見たことがない?
えっ?
突然だった、俺と同じことを橙君が思っていたなんて,
あのさ,俺も同じことを思ってたぜ,
突然桃君も話に入って来たけど,同じことを言っている。
どういうこと?どうして3人とも同じことを思ってたの?
どうしたの?3人とも?
青ちゃんがこちらに来て様子を聞きに来た。
あっ,いやさ,変なこと聞くんだけど,赤君を見てて,何処かで見たような気がしない?
俺は青ちゃんにも聞いてみることにした。
,,,,,えっ?
ごめん,突然変なこと聞いて,
あっ,いや,そういうことじゃなくて,
青ちゃんがこちらを見つめて,
僕も,赤君のこと,何処かで見たような気がするよ。
と言った。
えっ!?
まじか!?
青もか!?
みなさん,何を話しているんですか?
黄君もこちらに来た。
いや,突然なんだけどね,黄君って,赤君のこと何処かで見たような気がしない?
,,,はい?何で分かるんですか?
黄君にも聞いたら案の定俺が予想した通りだった。
いや,みんな,同じなんだよ,赤君は何処かで見たような気がするんだ。
うん。本当に何処かで見た。確実なんだろうね。
そう,断定できて俺たちは赤くんの方を見た。

そこには目を閉じて霊力と妖力の安定を保っている赤君が居た。

それを見ていたら,頭の中に声が響いた。

『赤〜,今日はあそこに行きましょう!』
『赤くんったら、相変わらず素直じゃないね。』
『赤,今日は遊べるか?遊ぼうぜ。』
『赤,俺な、赤が俺を見つけてくれて感謝してるねん。ほんまありがとうな』
『赤君,大好きだよ。』

【“俺も”大好き!みんなが!】

俺たちと赤くんそっくりな声が響いた。
いまのって、、、。
僕たち,でしたね。
でも僕はあんな状態になったことない。
俺も覚えがないで,
俺もだ。
・・・・・・・・・・・
赤side
あ〜あ,俺の術の影響で妖力と霊力の中にある少しの記憶が影響したのかな?

まぁ,言う気はないよ,だって,あれは,

“君たちの前世の出来事”じゃないか。俺はまだ,君たちのこと,今じゃ信じられないよ。

俺は,”1人が嫌だったのに“
ここまでです,此処に伏線を残したので考察してくれると嬉しいです。

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