赤side
俺はとりあえず精神の世界で,新しく来た人格の1人,霊力が多い,異夢ちゃんと話していた。
主に,俺の中で生まれてから何を見て何を覚えて来たのか,とか,
得意な術とか,いろいろね。
そう言って会話を交えて精神世界に出入りの感覚があった。
相変わらず素直じゃないな,
そう,水君にも背中を押され俺は,今,黄紫君がやっている作業を終えるのを見届けて、
と会話を交えて入れ替わった。
目を開けると,
確か,水くんと戦った,黄君がいた。
うわぁ,妖力,霊力,神力,が混ざった三重結界えぐいね,
これに呪力を入れてみるとどうなるのかな?
とりあえず俺は,結界が壊れないように三重の結界を安定させる術を使った。
これで大丈夫だと思い,俺は少し,休むことにした。
イルイが来るまであと15分くらい。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!