第2話

私。
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2020/09/16 10:01






『…………………よし』






前髪が崩れてない事を確認してトイレを出る。

昨日買ったばかりの新しいグロスは
口唇の上で輝いてる。


鏡に写った自分を思い出して思う。
今日も可愛いな。こんなの誰でも惚れるじゃん
って。


隠すのも面倒なので打ち明けよう。

私は正真正銘のナルシストだ。(
世の中にはナルシストを嫌がる人もいるとかいないとか。
そんなのどーでもいいよなって笑
好きなものは好きなんだもん。



「あ、」



「おかえりー」





友達がトイレから帰ってきた私に言う。



『ただいまー』




「もうー、あなたっていつも1人でトイレいくよね」



『いいじゃんー』



「一緒いこーよ」



『1人の方がゆっくり用たせるじゃん』


「何言ってんの笑」


あはは と笑う。

今仲良くしてる子はブサでも美人でもない。
ちょうど中間に生まれましたーって感じ。
私の周りはこんな感じの子で固めてる。
美人すぎる子だと私がブサに見えるし
ブサすぎると私までブサに見える。
これぐらいがちょうどいいんだよね。
もちろん本人には言ってない。
私が自分大好き人間だということも。
え?
友達まで計算してて気持ち悪いって?
いやいやいや、
こんなの普通。
性格悪い人と一緒にいたら
自分まで性格悪いと思われそうだから
性格悪い人とは一緒にいない。
優しくてモテる人と一緒にいたら
自分までモテる気がするから一緒にいる。


こーゆー人周りにいるんじゃない?
それと一緒よ。納得?


「でさー」


友達の話に適当にあいづちをうつ。


めんどくさいなー
ブサの話なんてどうでもいいんだよなー



…あ、
気づきました?
そうです私性格悪いんです(
まぁ友達の前では猫かぶっていい子なんだけど。





そうです皆さん。



これが鈴木あなたの生体です(苗字初登場
以後お見知り置きを!!!!(











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