第26話

26話
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2021/07/25 02:42




次の日の朝




パッと目が覚め時計を見たら



朝の6時半



早いな...もう目覚めちゃったし最悪




隣で寝ている消太を見つめ



色々思い出した







高校一年の時




私だけ除籍処分にされなかった




それがきっかけで



よく消太と話すようになって



気づけば気になっていて



気づけば好きになってた








2年の時、消太に呼び出されて




空き部屋に向かった




そこで消太から好きだと伝えられた



でも教師と生徒



社会的には許される事じゃない




だから卒業した時にまだお互いが好きだったら



付き合うという約束をした








だけど3年の終わり頃




リカバリーガール先生に



1年だけプロヒーロー事務所に入って



社会経験をしてこいと言われた




職場体験で行ったファットガムの事務所に



一年だけならうちにおいでと言われ



行くことが決まった。





そして雄英を卒業して



まだ好きだった消太に告白した



消太もまだ好きでいてくれて



付き合うことになったけど




私は一年関西に行かないといけなくなった







1年間の遠距離恋愛を乗り越えた私達は




私が雄英に戻ってきたタイミングで



一緒に住むことを決めた








お互い約3年、一緒にいること



恋人同士でいることを



我慢した









だから今この時が1番幸せで




もう離れないっていう意識が固まった











色々考えて、消太の頭を撫でてると




消太が起きた









相澤消太
相澤消太
起きてたのか
あなた
あなた
なんか目が覚めちゃって
相澤消太
相澤消太
そうか。



まだ眠そうにしてる消太は




私を抱き寄せ



きつく抱き締めた











それに私もきつく抱き締め返した













こんなにも大好きな人が





いるって幸せなことなんだね













私、消太のおかげで今幸せだよ





ずっと一緒にいようね







私はそう思いながら



抱き締めている腕に力を入れた












相澤消太
相澤消太
どうした、お前がきつく抱き締めるの珍しいな
あなた
あなた
こういう日もあっていいかなって思って
.
相澤消太
相澤消太
大丈夫だ、何があっても俺はお前を手離さないよ





私が今考えていたこと



全部気づいてたかのように




話す












そうして私達は二度寝をした













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