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私と消太は起きて
エリちゃんを連れて学校に行くことが多い
しかし今日は
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私と消太はエリちゃんを
ミリオくんに任せて
学校へ向かった
そう言って私は消太の手を握り
歩幅を合わせて歩いた
面倒臭いのは分かってる
面倒臭いって言われるのも分かってた
やっぱりエリちゃんの前では
基本こういうこと言われないし
付き合ってるとは言えど
本人の口から聞きたいよね
私は腕を引っ張ってその場で立ち止まった
...言わせた感満載過ぎてやだ
私は消太の手を離して
先に歩く
消太も学校行かないといけないから
後ろからついてきてるけど
何も言ってくれない
すると消太は私に追いついて
急に肩を組んできて顎を掴まれ
私達の唇が重なった
私は恥ずかしくなって
両手で顔を隠した
顔を隠してた手を握られ
再び歩き始める
消太が2歩くらい先を歩いてるから
私散歩地味に嫌がってる犬みたい
直ぐやり返してくる
思わず大声で言ってしまった
あ...気づかなかった
生徒達も登校してた...
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再び消太は私の手を握り
歩き始めた
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。