ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
私がそう言うと
エリちゃんはホッとした表情
消太は何も言わずに
私の頭を撫でてくれた
私は消太の上から離れて
自分の席に座る
でもさっきまで泣きじゃくってたせいで
エリちゃんと消太は心配そうに
こっちを見てる
ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
まだ2人は心配そうな顔をしてたから
ちゃんと話さないとね
私が黙々と話してたら
消太の手が伸びてきて私の頭を撫でた
ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
私たちはご飯を食べ終わり
エリちゃんを部屋で寝かせた
私と消太は部屋で二人きりになった
パパとママに会いに行くと
どうしても色々考えてしまうから
あまり行かない様にしてた
でも今なら、色々乗り越えた私なら
会いにいっても大丈夫な気がした
ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!