あなたside
誰かに必要とされたい、愛されたい
いままでずーっとそうだった
森「あなた愛してるよ……」
前戯で気持ちよくなっていたあたしに
1番欲しかった言葉が降ってきた
えっ?!今慎太郎なんて言った?!//////////////
耳を疑うってこう言うこと言うんだ……
『…………たろ/////なんて?////』
森「…………//////////愛してるよっ」
男らしくて野性的なのに時たま見せる妖艶な感じ
愛されたかった……ずーっとずーっと
子供の頃あたしは両親が共働きで
相手をしてもらえる人がいなかった
両親が帰ってきても疲れているから
甘えたりわがままを言えなかった…………
私は小さい頃感情を殺して生きていた
そう……まるで動くお人形のように
幼少期の出来事で人生最悪になるなんて思わないよ
ただただ親に甘えなかったからって
大人になるに連れて
あたしの承認欲求が止まらなくなる
誰かに愛されたい……
セックスしてる時は愛されてる……
お金をあげたら愛してくれる…………
全部全部違うのに盲目になって
わからない病気なあたし
そんな野蛮な行動してて本当にあたしを
愛してくれる人なんて見つかるわけが無い……
何十回経験値を上げてもあたしの
ゲージは堪らずまた経験値がゼロになっていく
そんな事を何十回しても止まらない欲求に
懲り懲りしていた時に慎太郎にまたあった
ずーっとずーっと悩んでいた理を
教えてくれたのはあなただった。
慎太郎
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!