慎太郎side
また半ば強制的にあなたに
一緒住もう!!って言ってしまった
だけどいま俺があなたのこと離したら
あなたまた傷ついて病んでくだけだ
昔のあなたに遠のいてしまう
森「なら俺午後から仕事だから……ゴソゴソ」
『わかった』
森「あなたこれ合鍵」
あなたに合鍵を渡した
今お付き合いしている人いなくてよかったな
彼女なんかいたらあなたのこと
保護できなかったし……
『あっ、ありがとう……』
まだ少し元気ないのかな?
『んたろ……しんたろ、あたし何すればいいのかな?』
森「あなたはストレスにならないならなんでもしていいんじゃない?」
『そっ、そっか……』
まだ落ち着かないのかな?
森「あなたよしよししてあげるからこっちに来なっ」
『うっうん……』
そう言って俺に近寄ってくるあなた
森「ヨシヨシ……」
『ッス……ッンス……しんたろーギューってしていい?』
泣きながらそう聞いてくるあなた
森「いいよっ…………ギュッ」
『ッンズ……ッス……ウゥウゥ……』
森「辛かったよな…………ヨシヨシ」
『ごっ、ごめんなさい。泣いてばっかで……』
森「いいのっ!大丈夫だから!!」
そう言うとあなたはウトウトしだした
森「あなたねむい??」
『ぅっ……うん……』
泣き疲れてるみたいだし
寝不足と病気のせいもあるのかな
森「ベッド行こうなぁ……」
『ンンッ……ッス………………スゥッ』
ベッドに到着する前に寝てしまうあなた
不安だけど俺仕事行かなきゃ……
森「いってきます……」
パタン……
……………………♡
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。