あなたside
慎太郎に合鍵を渡されてしまった
こっちが距離置いてたのにダメじゃん
慎太郎にいろいろ言われてるけど
なんかフワフワする……
寝不足だなきっと……
森「あなた眠たい?」
慎太郎がそう言ったのをかすかに
覚えていた
『ゥ……ンッンッ……』
気づいたらまたベッドの上だった
『しんたろー』
午後から仕事と言っていたな
そう言えば……
昨日の事が嘘みたいだな……
慎太郎に久しぶりにあって
ただただご飯するだけだと思ってただけだった
昔から慎太郎は優しいで有名だったけど
こんな優しかったけ?
酔っ払っていたためあまり
ハッキリと覚えてないけど
リストカット見られて慎太郎にも
引かれると思っていたから
まさかこんな形で慎太郎と一緒になるなんて
優しい言葉ばかりで
慎太郎のこと好きにならないように
我慢してたのになぁ……
まだまだ不安だけど
少しずつ変わらなきゃな
あんな純粋な人が嘘つくわけないし
でも優しすぎるから無理してないか
心配だな
一旦家に帰って荷物とか持ってこよう
そのあとスーパーで買い出しして
夜ご飯ぐらい作っておこう
でも慎太郎メンバー達とご飯行くかな?
よくジェシーくんとご飯行ってるみたいだし
あとで連絡入れてみよう……
あたしがSixTONESの森本慎太郎と
同棲生活が始まるなんて
ずーっと暗闇の中で生きてきたのに
一気に光がさしこむ……
『慎太郎好きだよ……』
………………♡
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。