第28話

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2020/11/16 15:26







慎太郎side













病院につきあなたが処置室に
通されてから20分経っていた



















森「まだかなぁ……」














あなたを思うと最近胸が苦しい……
久しぶりにあった時は
そんなことはなかったのだが
数日前にジェシーに言われた事が頭に過ぎる












ジェ「慎太郎あなたちゃんと付き合わないのかよ?」













森「なっ?!wいきなり何言うんだよジェシー!!」










ジェ「えーだって一緒に暮らしてて付き合ってないとかおかしいじゃん」























そう言われてからあなたのことを
考える日がますます増えた













もしかして俺はあなたの事が好きなのかな
って考えてしまう
だけど俺が好きって伝えたら
今の関係が崩れてしまうのが
なによりも怖かった……




























ガチャ…………












俺が座っていた待合室から離れた場所にある
ドアが開く音が聞こえてそっちを振り向く


















森「あなた!」



















そこには俺の頭の中いっぱいになっていた
あなたが立っていた
















『…………なさい。』












あなたの腕は処置され傷口がガーゼで
覆われていた
処置室から出てきたあなただが
俺と目を合わせてくれない
震えた声で微かに聞こえた謝罪の言葉





















森「あなたが生きててよかった……」












さっきまで取り乱していたあなたが
普段のあなたに戻っていて
涙が出そうになった















『……ごめんなさい……』












また謝ってくるあなた










森「あなたにもう会えないかと思った………」
















『あたしやっぱり、慎太郎といない方がいいや……』
















あなたにそう言われて胸がギューとなる

















森「なんで……?」

















『慎太郎に凄く迷惑かけちゃったし……』

















確かに凄くびっくりしたけど
今までにない経験だったけど
あなたが生きててくれて
俺モヤモヤしてたモノがわかったんだ
言わなきゃ……















森「大丈夫だよ……とりあえずお金払って帰る準備しよ……」















『うん。』























あなたが今弱ってるからとかじゃなくて
今言わなきゃあなたが
どっかに消えていってしまう気がした































……………………♡














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