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第8話

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「このクッキー…にがい…?」
「その内、気にしなくなるから、大丈夫だよ。」
「おじ…さ…ん…?」
「これから私はお父さん。逆らったら許さない。」
「わかったね?」
「おと…さん…」
『だから人を信じるなと言ったのに。馬鹿だ。』
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欟魅 ゆかり
み…どり…?
檜原 緑
そうだよ。安心して。
欟魅 ゆかり
えっと…ごめん…なさい…。
檜原 緑
なんで?元々と言えば僕が悪いのに。
自己嫌悪させてしまった。全部私が悪い…!
欟魅 ゆかり
緑は何も悪くないんだから…自分自身を責めないでよ…。
檜原 緑
本当にゆかりは…
欟魅 ゆかり
…?
檜原 緑
人の心配ばっかりだなあ
緑は申し訳なさそうに笑う。
欟魅 ゆかり
え…そんな…。
檜原 緑
少しは自分の心配くらいしたらどう?
檜原 緑
まだ媚薬残ってるかもしれないし、僕に襲われるかもよ?
欟魅 ゆかり
…!!!
檜原 緑
ふふ。冗談!
欟魅 ゆかり
意地悪…。
檜原 緑
…。
何故かこちらを見詰めてくる。
欟魅 ゆかり
な…なんですか。
慌てて目を逸らす。
檜原 緑
さっき言ったよね?
欟魅 ゆかり
何を…。
檜原 緑
「目を逸らさないで、僕だけを見て。」って。
欟魅 ゆかり
…。
檜原 緑
顔真っ赤。媚薬がまだ残ってるのかな?
緑は悪戯っぽく笑う。わかってるくせに…。
檜原 緑
そろそろ気付いて欲しいんだけれどな。
欟魅 ゆかり
…?
檜原 緑
ゆかりは鋭感(えいかん)かと思ってたけど…意外と鈍感(どんかん)なのかな?
全くわからない。何かあった…?
欟魅 ゆかり
んんん…?
檜原 緑
ヒント必要?
欟魅 ゆかり
要らない!自分で考える!
檜原 緑
(意外と意地っ張りなんだなあ…。
ま、そういう頑張り屋さんな所も良いけど。
)
欟魅 ゆかり
ん…何か言った?
檜原 緑
なんも!
欟魅 ゆかり
あそ…。
檜原 緑
ええと…わかった?
欟魅 ゆかり
…わからない。
檜原 緑
ふふ。“今は”まだわからなくていい!
欟魅 ゆかり
ええ…言い出したくせに…。
檜原 緑
知りたかったら、ずっと僕の傍にいて?
欟魅 ゆかり
会って1日目なのに…?
檜原 緑
時間とか関係無し!僕達は親友だよ!
緑は向日葵のように優しくて元気いっぱいに笑う。
欟魅 ゆかり
そ…好きにすれば。
どうせすぐに私の事なんか忘れるだろう。
でも何故か、離れたら寂しい気がする。
檜原 緑
む…仲良くなったかと思ったらまた
素っ気なくなった!
欟魅 ゆかり
別にいいじゃん。
嬉しいと素っ気なくなる。自分の短所。
檜原 緑
そういう所も好きなんだけどね。
…短所を認めてくれる人がいるとは。
欟魅 ゆかり
…ありがとう。
檜原 緑
…なんかゆかりって
檜原 緑
「クーデレ」だよね
欟魅 ゆかり
クーデレ…?
檜原 緑
クールでかっこいい一面とデレデレする可愛い一面がある事を「クーデレ」と言います!
欟魅 ゆかり
ふーん…てか、
欟魅 ゆかり
デレデレするところあった…?
檜原 緑
…はっ。
檜原 緑
ええと…親しげな一面はあったでしょ!
欟魅 ゆかり
まあ…うん…。
気が付くと、時計の針は6:30を指していた。
欟魅 ゆかり
あ…そろそろ帰らなきゃ。
檜原 緑
そっか…でも暗いし…送ろうか?
欟魅 ゆかり
子供じゃないし、家知られたくないからいい。
檜原 緑
え…酷い。
欟魅 ゆかり
…着いてきたかったら来れば。
檜原 緑
え!いいの?
欟魅 ゆかり
二言(にごん)は無い。
檜原 緑
ありがとう!着いてくー!