第29話

そんなことも。
217
2020/12/09 12:18




あなたside


あなた
あなた
ふわああ……。


え、ちょ、教室に誰もいない……。




あぁ。私が思い出してた間に帰ったのか。
 





にしても………


あなた
あなた
ねむっ…←



まさか…寝てた…………とかないよね…?



さっきのって…夢だったり……………


いや、待って………。







ありえる……!!!
あなた
あなた
うわっ……やらかした。


これ夜に寝れなくなるやつじゃん…。




まじかぁ。
あなた
あなた
てか…何で誰も起こしてくれなかったの…



ひどいなぁ…(`・д・´)💨



センラ
センラ
あなたが起きなかっただけやぞ。
あなた
あなた
はぁ…?そんな事ないし…。


ん………………………………??????





今の声は…………まさか…まさか………………………








あなた
あなた
誰?
センラ
センラ
おいwwwww


なんだ。センラか…( ˙-˙ )

センラ
センラ
今、絶対『センラか』って思ったやろ。
あなた
あなた
ワァスゴーイ。センラクンアタマイイネー
センラ
センラ
(๑º꒳º๑)うっっっざぁ!!


ヘヘッ…

私って煽りスキル高いんじゃね?←あほ。




いや、センラが単純すぎるだけか?


うん。絶対そうだな。

あなた
あなた
てか…いつから居たの?
センラ
センラ
起きる5分くらい前かな…?
あなた
あなた
起こせよ。
センラ
センラ
え、めんどいんやけど。


は、コイツめ。ふっ飛ばすよ?

あなた
あなた
はぁ……。まぁ、いいや。帰んなきゃ…
センラ
センラ
…………………。
あなた
あなた
センラ?帰んないの?
センラ
センラ
……。あ、すまんすまんw


またか……


考え事多くないか?センラ……
あなた
あなた
全く…。って、うわっ。完全下校時刻が…
センラ
センラ
へ?うわあああ!!やばいやん!
あなた
あなた
急げ急げ!!走るよ!
センラ
センラ
せや!競争せぇへん?



ん?ん?聞き間違いかなぁ?


まじで蹴るぞコラ。
あなた
あなた
明らかにセンラの方が速いに決まってるよね?
センラ
センラ
いやいや、最後まで何が起こるか分から(((
あなた
あなた
ん?何かな?ん?んー??(^ν^)
センラ
センラ
はい…。すんません…



お。しょげてやんの←




ふっふっふっ……………。今がチャンス…( • ̀ω•́ )✧



あなた
あなた
…。お先ー!!!


ダダダダダダッ!!!!ε”ε”ε”(ノ* •ω• )ノ


センラ
センラ
え!?ちょー!?ずるいやろそれ!!


ダダダダダダダッ!!!三⊂( ⊂ ゚ω゚)⊃
あなた
あなた
え!?ちょ!センラ速いってマジ!
センラ
センラ
待てやこらー!!!

えええええええ!!




警察かよ!!!

あなた
あなた
いや、マジしんどい…!ハァ…ハァ…ハァ…
センラ
センラ
待てー!!

は!?アイツ息切れ全然してないんじゃ…?


あなた
あなた
異次元だろー!!



最終下校時刻まであと1分のところで学校の校門を出ることに成功した。



しかし…………。その代償は大きいようだ…
 

あなた
あなた
ゼェ…ゼェ…ゼェ……ハァ……ハァ………ハァ……
センラ
センラ
ハァ…………ハァ…………ハァ…………


え、何でセンラ……





そんなに息切れしないの!?



あなた
あなた
この異次元やろうめっ…………
センラ
センラ
ふっふっふっ…。俺を舐めてもらっちゃ困るわぁ…( •´ω•` )ﻭドヤッ
あなた
あなた
え、待ってほんとに蹴り飛ばしたくなった
センラ
センラ
え!?ちょ、それは勘弁してや……


もっと脅してやろうか…?


あなた
あなた
まぁ、いいや。
センラ
センラ
あざますっ!!さっさと帰ろうや!
あなた
あなた
ん。そだね……フゥ………

雑談しながら帰りました〜。





─────────
はい。やっと過去編が終わり、小説の中の『今』に戻ってきましたね。

長くてすみません。読んでいただきありがとうございます。お疲れ様でした。

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