第40話

一緒に。
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2020/12/20 07:41



あなたside







センラの話によれば、どうやらバイト帰りらしい。




こんな遅くまでバイトだなんて私なら寝てるわ…←






さらにセンラもご飯がまだのようだ。


あなた
あなた
(一緒に食べたいな…)


って………もう!!


 
センラが目の前にいるのにバカな事を考えるなんて…………!





無理に決まってるんだから。平常心…平常心……。

感情をコントロール出来ないなんて惨めだ。弱いんだ。

ましてや他人に取り乱されるなんてダメだ。

 

すぅ…っと空気を吸えば心も落ち着いた。



センラ
センラ
あなたって家で食べるん?
あなた
あなた
え…………?
センラ
センラ
あ、いや………その…


センラはどうしたことか、口をモゴモゴさせている。



なんだろう?どうしたんだろ?

センラ
センラ
良かったら…一緒に公園で…食べへん………?
あなた
あなた
ヘ……………。
センラ
センラ
あ…や、外寒いし嫌やったら別に…
あなた
あなた
え、あ、た…食べるっ!
センラ
センラ
ほんま!?
あなた
あなた
う…うん………!


おかしい…………たったそれだけの事なのに……


なんでこんなにも脈が速くなっているのだろう…


センラ
センラ
良かった…………(´﹀`)


あぁ………その笑顔はダメだって………



私は改めて思った。




センラの笑顔には敵わない…

その笑顔に弱いんだと…………


あなた
あなた
と…とりあえず…お菓子選ぼう……!

紛らわせなきゃ………。




お菓子お菓子………。


別のことに集中すれば、余計な考えは消えていった…。






チョコレートは…確実に太る……。

グミ……。いいかもな…。

あなた
あなた
んーと…。これと………あ、これもいいな…
センラ
センラ
ブハッwwwwww
あなた
あなた
え?ちょwwなんで笑ってんのw

センラがいきなり笑いだしたからビックリした…



絶対…心臓が飛び跳ねたよ…………。

どうしてくれるんだ!!




まぁ、いいけど…。


当のセンラはまだ肩を震わせている。

そんなに面白いことなんてあったか?

センラ
センラ
いや、ちょwwwwそんなにお菓子買うん?w
あなた
あなた
うん?うん…。家に溜めとくんだよ?
センラ
センラ
あwwwそういう事かww
あなた
あなた
えw今食べると思ってた?www
センラ
センラ
うん((((


そんなに食べないのにお菓子食べるわけないし……!


他の人だったら確実に蹴り飛ばしていただろう。



いや、やっぱり許さん。



ボスッ…!!!


センラ
センラ
グエッ………
あなた
あなた
アハハwww
センラ
センラ
ちょ………何気に痛かった…


脇腹を軽く殴ってやった←



まぁ、センラは厚着してるみたいだし、大丈夫だろう。



なんて思っているのがバレたのか、センラはこちらを



センラ
センラ
じとー(ㆆωㆆ)


と見ていた。

あなた
あなた
なに…
センラ
センラ
別に〜?んふふ…お弁当見てくるわ〜


え、キモっ……………。何なんだあいつ。


軽く殺意を抱いたが、それもすぐに消えた。





お菓子………どうしようかな……。

と、さっきのセンラの言葉に頬が緩んだ。






一緒にご飯……食べられるんだ…………。







─────────
コンビニ弁当って食べる時、温めたる派なんですけど、この前ひどかったんですよ。
温めてはもらったんですけど………

箸がなかったんです。
『付けてもらえなかったのか……。』ってなりましたね( ˙-˙ )

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