センラside
坂田のあとを追って、歩き出す俺達…。
良いところも悪いところも全部含めて好きなんやろうな。
まぁ、恋愛感情やないけどな。
恋愛感情としての好きな人はもうおるし…………
誰とは言わんけど。
あれ、前にもこんなんで坂田と話してたよな…………。
デシャヴ…………?
ま、ええわ…。はよ朝ごはん食べんとまた走らなあかんわ。
あ、これは………怒られるパターン……かな……
うん。絶対そうや………((( ;゚Д゚)))
うん……予想通り………。
こうやって笑ってくれるけど…すごい大変やろうな。
なんか…うん。申し訳無い…………。
お礼を言わんとなぁ……
でも…恥ずいやん……
……………………は?
『恥ずかしい』という感情はこいつにはないようだ。
勢い良くまーしぃの方を向いてしまった……
だって…まーしぃがそんなお礼なんて言うの初めてでは…ないが…
それくらい珍しい…………
うん………俺も久しぶりに言った気がする……。
でも…当たり前のこの生活ができているのはみんなのおかげやもんな…
お礼を言った代償に、とにかく恥ずいっ!!
まーしぃもやけど…俺も顔に熱が集中している…
お……?
ここは俺も乗りますか…!
その後、優しい優しい…(?)うらたんは坂田のご飯も一緒に持ってきてた。
『ツンデレですかー?』って言いたいところだが、火に油を注ぐことになるから止めておこう…
全員に置いていかれる坂田……。
3杯も食えるのすごいわ…。
とりあえず置いてったらうるさそうなので待つことにした。
え、俺めっちゃ優しい…✨
食べ終わった坂田と外へ出る。
今日もあなたと話せますように…!
─────────
お餅を食べ過ぎて気持ち悪くなったんですよね…。なぜでしょう…。
新年早々、とてつもなくつまらない話をすみません……。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!