第62話

不思議ですね。
180
2021/01/10 13:53





あなたside






あー。なんでだろう…。

あなた
あなた
うーん………………
センラ
センラ
ん?どしたん?
あなた
あなた
いや………別に………
センラ
センラ
今度はあなたかいなww
あなた
あなた
さっきはセンラが同じような事になってたもんねww
センラ
センラ
せやね〜w


まぁ…………なんとなく…センラといると…



       『安心する───』
あなた
あなた
ありがとう…
センラ
センラ
え?なんか言うた?
あなた
あなた
ううん。なんでもなーい
センラ
センラ
え〜?教えてくれたってええやん…


そう言ってまた頬をぷくっと膨らませている。



すみません。イケメンがやると破壊力がとんでもないんですよ。


知っててやってるのか?ん?ん??



なんて死んでも言わない。


すぐ調子にのるんだから。

あなた
あなた
センラだってさっき教えてくれなかったじゃん。
センラ
センラ
えーー。そうやけど…さぁ……。
あなた
あなた
駄々こねてもダーメ。教えな〜い。
センラ
センラ
えぇ!?…………くすん。
センラくん泣いちゃう…………
あなた
あなた
え、泣き真似ヘタすぎるでしょwww
センラ
センラ
え…。見抜かれるとは………。
あなた
あなた
まぁ。天才なんで。
センラ
センラ
わぁー天才やぁー。すごいわぁー。


めっちゃ棒読みするなコイツ。


わざとにも程があるだろww

あなた
あなた
(そういう所も面白いんだよなぁ…)


……………。



気づきたいけど…気づきたくない。


いや、気づいてはいけない……………。

センラ
センラ
……?………!あなた
センラ
センラ
あなたー!?ちょ、危なっ……!!
あなた
あなた
ふわぁ!?


ゴツンッ!!!




鈍い音とともに、頭にかなりの衝撃が………。


目の前がフラッシュしたように真っ白になった。


それも一瞬。



すぐに歩いていた道が見えた。




が………。
   

体が言うことを聞かず、地面に座り込んだ。

あなた
あなた
いっ………………たぁぁぁぁ!!
センラ
センラ
ちょ…え、あ、う、うぇぇ…あぅ…あわわ…
あなた
あなた
なに………!?何が起きたの………?
センラ
センラ
え、あの、え…ちょ……あ、ああ…頭…
あなた
あなた
あ………頭?
センラ
センラ
だ……大丈夫……!?じゃなそうやんな…。
病院……いや救急車……!?
あなた
あなた
ちょ…ちょ………いや、落ち着いて…
センラ
センラ
いや頭……!打ったんやろ…!?あ…血は?
出とらん?
あなた
あなた
あの…ほんと…大丈夫だから…。
センラ…お願いだから落ち着いて。


正直言って、大丈夫ではないが。


私に何かが起きたのに焦ってパニくってるのはまさかのセンラ。



お前がパニくってどうすんだよ。←

センラ
センラ
ほ……ほんまに大丈夫なん……?
あなた
あなた
いや…うん。痛いけれども…。
センラ
センラ
やっぱり救急車……!!
あれ…呼ぶときの番号って何やっけ……!?
あなた
あなた
いやいやいや!呼ばなくていいから!
てか呼ぶな…!
センラ
センラ
いや、でも…!
あなた
あなた
いいから!とりあえずどっかで休みたい……
センラ
センラ
あ……!せやったらうちに来ればええよ!
結構近くやし!少し休も……な?
あなた
あなた
ん………。分かった…。お願いします……


人の家にお邪魔するなんて気が引けるが、今はとにかく休みたい……。



結構頭がズキズキする………。



少しふらつくがなんとか立ち上がれることができた。


ほんとに何かが起きたんだ…………。







─────────
あああ…ごめんない…。また更新……。ほんとにごめんなさい!!
もし待っていた方がいたらほんとに申しわけございません!

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