続きー。
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センラside
でも……。そうなのかもしれんな……
その女の子が友達の好きな人っていうのは知ってたし……。
『協力する!』そう言ったし………
『センラはモテるからあんまり近づくなよ?話すなら俺のこと話してほしいな…』とも言われた…
だから…その女の子とはあんまり喋ってなかったんやけどなぁ…。
『自分のやってる事はすべて人の迷惑になる』
そう思うようになってしまったんだ……
『本当の自分』を抑えて……
誰かに……みんなに…
そんなとき…………
君が現れ………………………
俺の心を見透かしたかのように話すから………。
ビックリして……それと同時に…一瞬……
一瞬だったけど……自分が…少し見えたような気もした……………
手をひらひらと振りながら一瞬だけこちらを振り返った君の顔は………
笑顔だったのに…
少し……悲しそうにも見えた……
さて、俺も帰らんとな………。
今日くらいは……自分の好きなことしたいなぁ……
とりあえず……目が腫れんように冷まさんと……
家に帰ったら、最初にお風呂入って、さっさとご飯も食べて…
とっとと寝た。
きっと目が腫れてたはずだ……。
それでも、理由を聞かずにいつも通り接してくれたメンバーは本当に優しいわぁ……。
『お疲れ様……俺。』
. •*¨*•♬✧過去編終了。. •*¨*•♬✧
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はいー!過去編は終了いたしました。
まぁ、まだまだ続きますけどね。一旦の区切りですね。
読んでくださった方、ありがとうございます。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。