第27話

ありがとう。
201
2020/12/08 08:52
続きー。

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センラside






センラ
センラ
それで………グスッ…
センラ
センラ
その…女の子が好きだった…俺の友達が……
センラ
センラ
『裏切り者!!』って言って……。


でも……。そうなのかもしれんな……



その女の子が友達の好きな人っていうのは知ってたし……。



『協力する!』そう言ったし………




『センラはモテるからあんまり近づくなよ?話すなら俺のこと話してほしいな…』とも言われた…



だから…その女の子とはあんまり喋ってなかったんやけどなぁ…。
センラ
センラ
俺は…その女の子に話しかけたときは……
センラ
センラ
話題は…ほとんど…友達の事にしてたし……
センラ
センラ
むしろ……協力してるつもり…やったのに…



  『自分のやってる事はすべて人の迷惑になる』



そう思うようになってしまったんだ……
センラ
センラ
それから…友達とは話さなくなって……。
センラ
センラ
俺は……しばらく一人だった…グスッ………
センラ
センラ
もう…迷惑にならんように…
センラ
センラ
一人にならんように……。


『本当の自分』を抑えて……


誰かに……みんなに…
センラ
センラ
嫌われんように………
センラ
センラ
そしたら……もう自分が……分かんなくなって……
センラ
センラ
辛かった……。助けてほしいなんて……誰にも言えんかった……グスッ……
センラ
センラ
誰かと話すたびに…心配になったんや…
センラ
センラ
そしたら……もっと自分が…見えなくなった…


そんなとき…………



君が現れ………………………


    


俺の心を見透かしたかのように話すから………。


ビックリして……それと同時に…一瞬……


一瞬だったけど……自分が…少し見えたような気もした……………


センラ
センラ
君の言葉で……俺は……救われたんかもな………
あなた
あなた
………。そっか……。
センラ
センラ
ありがとうな………。また頑張るわ……
あなた
あなた
良かった……。でも…頑張ろうと思ったのは君だから。
あなた
あなた
センラくん自身のおかげだよ?
センラ
センラ
ふふっ……。ありがとう…(*´˘`*)
あなた
あなた
お疲れ様だね……。さて…私は帰るか〜
あなた
あなた
バイバイ…!
センラ
センラ
ん。ほんと、ありがとうな!!



手をひらひらと振りながら一瞬だけこちらを振り返った君の顔は………

笑顔だったのに…






少し……悲しそうにも見えた……






センラ
センラ
……?気の…せい…なんか……?



さて、俺も帰らんとな………。



今日くらいは……自分の好きなことしたいなぁ……




とりあえず……目が腫れんように冷まさんと……


センラ
センラ
ふわああああ………。眠くなってきた……。今日は早よ寝よう…


家に帰ったら、最初にお風呂入って、さっさとご飯も食べて…


とっとと寝た。






きっと目が腫れてたはずだ……。

それでも、理由を聞かずにいつも通り接してくれたメンバーは本当に優しいわぁ……。









      『お疲れ様……俺。』
    


    . •*¨*•♬✧過去編終了。. •*¨*•♬✧





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はいー!過去編は終了いたしました。
まぁ、まだまだ続きますけどね。一旦の区切りですね。

読んでくださった方、ありがとうございます。

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