第22話

21.
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2026/07/02 08:13 更新







椿(なんだよ、これ…)


横アリ公演から1週間以上がたち、あと少しで広島公演というタイミングに、とあるニュース記事が送られてきた。

『TOBE所属のIMP.のメンバー、松井奏・鈴木大河 特別な関係か?』

という見出しが書かれていた。そこには、関係者からのタレコミ、として「2人は恋人関係です。先日も、2人で手を繋いでデートしてそのまま鈴木さんの家に2人で帰っているところを見ました」という証言が書かれていた。
送られてきたのは記事のURLだけじゃなかった。


影山「みんな、今日の夜暇だよな?集まって話そう。」


リーダーの呼びかけで、俺たちは事務所の一室に集まることとなった。
明らかに怒っている影と、今にも泣きそうな奏、そんな奏の背中をさすり続ける大河。その横で険しい顔をして座っているよこもと、その隣で困った顔をしている新。
俺らの間には、重い空気が漂っていた。


影山「この2人が付き合ってるって漏らしたヤツ、誰」

『…。』

影山「いねぇのかよ」

基「いない…でしょ、普通に考えて」

影山「じゃあ、あの記事の関係者って誰だよ」

基「それは知らないけど…」


グループ想い、メンバー想いの影だから、今回のことは許せないんだろう。こんなに怒っている影を見たのは久しぶりだった。


奏「みんな、ごめん…」

影山「なんで奏が謝るんだよ」

大河「俺からもごめん。やっぱり、こんな関係になるべきじゃなかった…」

影山「何ふざけたこと言ってんだよ!」

基「タク」

影山「…ごめん、怒っても良いことないよな」


分かりやすく落ち込む影。そしてまた黙り込む俺たち。そんな空気を断ち切ったのは、新だった。


新「絶対に別れちゃダメだよ」

基「新…」

新「2人が幸せじゃないと絶対にダメ」

奏「でも、」

新「絶対に2人の味方だよ、俺。」

大河「新…」

椿「新の言う通りだね」

影山「まずはこの関係者を探し出して問い詰めようぜ」

横原「かわいいかわいい弟のために働きますかぁ〜…」

基「あはは、なんからしくないこと言ってるよ笑」

奏「みんなっ、」


ついに泣いてしまった奏をみんなで囲む。


影山「俺らはずっと味方だから。何かあったらなんでも言えよな」

大河「ありがとう」


この日から、あの記事に登場する関係者探しが始まった。






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