第15話

14.
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2026/03/30 13:30 更新







フロアの1番端にある、人があまり来ないお手洗いの個室に、奏はいた。



横原「奏、いるかぁ?」

奏「…よこぴー?」

横原「ここにいたのか」

奏「俺のこと、探してたの」

横原「ばっきーから聞いた。泣いてたって」

奏「あぁ、ちょっとね笑」

横原「笑い事じゃないだろ。がちゃんと何があった」

奏「…何でもないよ。大丈夫。」

横原「話して」

奏「嫌だ。話したくない。」

横原「お前なぁ…」

奏「誰にだって話したくないこと、1つや2つくらいあるよ」

横原「分かったよ。でもさ、仲直りしろよ」

奏「…うん、それはもちろん」

横原「ならいい。ギリギリでもいいから絶対時間には戻ってこいよ」

奏「ううん、もう時間でしょ?戻る。一緒に行こ」



奏と共に戻ると、そこには全員がすでに集合していた。もちろん、そこにはがちゃんの姿もあって、ちらっと奏に目をやると下を向いて、奏はがちゃんから1番遠い席に座った。俺はその横に座る。

打ち合わせはいつも通り、円滑に進んだ。少しホッとしたが、あいつらの壁は残ったままだ。



横原「がちゃん」

大河「ん?」

横原「仲直り、しろよ?」

大河「…うん」



心ここに在らず、といった状態のがちゃんに自販機で買った缶コーヒーを渡してその場を後にした。






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