あなた目線
はぁはぁ
私の荒い息が夜道に響く。
私は今逃げているそう
私の親を殺した
『鬼』から・・・
遡ること数十分前・・・
そして私達は仲良くご飯を食べていた
悪夢はいきなり訪れる・・・
お父さんとお母さんの叫び声が聞こえたけれど
私は後ろを振り向かず涙を流しながら懸命に走ったあてもなく
ただ二人の最後の願いを叶えるために・・・
けれど鬼は速く二人を殺すと私の方へ走ってきた
私は懸命に逃げたけれど・・・
私はこけてしまった。
ああ私はもう死ぬんだ
お父さん、お母さん最後の願いを叶えられなくてごめんなさい。
私はそっと目を閉じた
すると
何処からかそんな声が聞こえた
・・・
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。