第5話

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2018/05/14 07:59
連れて行かれたのは、
大きなショッピングモール。



「誕生日、今週だろ。」

「あ〜、うん。」

「毎年困るんだよ、だから今年はもう連れて行こうと思って。」

「そういうこと」




毎年、必死に迷ってたんだ〜

なんて去年と一昨年と…もらったプレゼントを思い返す。





なんか、ウケる。


「何笑ってんだよ」

「別に〜」


さあ、何を買ってもらおうか?





服やバッグ、メイク道具に…
ちょっとお高いチョコレート。


何がいいかなぁ〜





「無理!決められない!!」

「じゃあナシでいいな」

「それは嫌!」

「じゃあどうするんだよ、」




悩んだ挙句、私は2着のワンピースを選んだ。



「どっちがいいと思う?」

「どっちでもいいと思う」

「それ禁止!」

「じゃあこっち」


即答で右手に持っていた、水色のワンピースを選んだ樹。


「適当か。」

「いや、こっちがいい」





こんなに真面目に返答が帰ってくるとも思わず、少しびっくりした。










…めずらしい。







そこまで言うのなら…







私は結局、水色のワンピースを買ってもらった。


「ありがとう」

「どういたしまして」

「いやぁ〜いい物をもらった!」

「お返し期待してる。」

「はーい」

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