第29話

流星side
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2018/03/01 06:46
マネージャーさんが出て、4人だけになった部屋で、子どもみたいに飛び回って走り回った。

4人で何度もハイタッチした。


まるでデビューが決まったくらいにうれしかった。


信じられへん。

このメンバーでユニット組めるなんて。
小瀧
いぇぇーい!
望は走り回って僕の背中に飛び乗る。

でもそれが重いと感じひんから不思議。
重岡
ぎゃー!
神山
やばいって!!やばいやろ!なぁ、やばいよな!
しげは甲高い奇声発してなんかおかしくなってるし、神ちゃんは壊れたロボットみたいに「やばい」を連発。




濱田
・・どうしたん・・?


どたどた走ってたら、ドアが開いてそこに苦笑いの濱ちゃんと淳太君、その後ろには照史君がいた。
重岡
濱ちゃん、淳太君、照史君!重大発表―!!
しげが3人の所に走って行って淳太君の腕を掴んだ。
中間
どうしたん・・?めっちゃテンション高いやん
僕らを見て笑う3人を見て、しげが「せーの」と僕らを見る。
重岡
僕ら、7WESTっていうユニット決まってん!
神山
この4人で・・
小瀧
7WESTっていうユニット・・
藤井
ユニット決まってん!
4人の色んな言葉が重なって、最終的に1番長かったしげの声だけが残る。

せーの、の意味なし。


それでも3人は聞き取れたらしく、「え!?」と声を出した。
桐山
ほんまに!?
中間
すごいやんか!
濱田
おめでとう!!良かったな~!!
3人はそう言って僕らを抱きしめてくれた。
濱田
成長したな~
桐山
めっちゃうれしいわぁ
拍手してくれる濱ちゃんと、めっちゃ笑顔の照史君。
中間
これからは一緒に仕事する機会が増えるな
淳太君は嬉しそうにそう言ってくれた。



淳太君と照史君は、二人でB.A.D.というユニットを組んでいる。

濱ちゃんはソロで、二人と一緒によく同じ仕事に呼ばれてる。






これからは、そこに僕らも一緒になれるのかな。


そう思うと、うれしくて、期待でいっぱいだった。




僕らは4人やけど、支えてくれる人がちゃんといる。




自分の事のように喜んでくれる3人を見て、心からそう確信した。

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