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第1話

プロローグ
世界には数々の病がある。
不治の病も存在する。
その不治の病に、臓炎病というものがある。
臓炎病とは、その名の通り臓物が燃える病だ。
少しずつ、病にかかった者の体を炎が侵食していく。
臓物だけでなく、骨までも燃えるケースも在る。
これは、不治の病である臓炎病にかかってしまった少女と、それを知り、少女に片思いしている少年の物語である。
鏡 せいか
鏡 せいか
はぁ…
関根 楽
関根 楽
どうしたんだよ。ため息なんかついて。
鏡 せいか
鏡 せいか
今日も来てくれたのね。ありがとう。
関根 楽
関根 楽
まあ…俺がお前の唯一の話し相手だからな…( ꈍᴗꈍ)
鏡 せいか
鏡 せいか
ふふっ。
関根 楽
関根 楽
な、なんで笑うんだよ!
関根 楽
関根 楽
お前今日おかしいぞ!
関根 楽
関根 楽
悪化したんじゃないのか?
鏡 せいか
鏡 せいか
違うわ。ただ、可愛くって。
関根 楽
関根 楽
なっ!可愛いなんて言うな!
鏡 せいか
鏡 せいか
ごめんなさい。ふふっ
関根 楽
関根 楽
だから笑うなって!
鏡 せいか
鏡 せいか
ふふふっ
ああ…こんな毎日が続けばいいのにな…
私と楽は幼馴染。
中学校は違ったけど、それ以外はずっと一緒の学校。
私は楽のことが好き。
楽も私のことが好き。
告白されたわけじゃないよ?
告白したわけでもない。
ただ、楽は私も楽のことが好きってことも、楽が私のことを好きって知ってる事も知らない。
私は楽のことが好き。そんなこと言えないよ…
私は、生まれつき体が弱かった。
楽は知らないだろうけど、私の病気は年々悪化してる。
このまま後五年生きられるかどうかもわからない。
いつ死ぬかわからない人に告白されても、困ると思うし…
それに、告白して死んでしまったら、楽が私の事を引きずってしまうかもしれない。
そんなことさせたく無い…
ここに来てくれるのも嬉しいけど…
楽には新しい、自分が楽しいと思う人生を過ごしてほしいから。
恋人だったら誰でもそう思うと思うよ。
自分が死んでも、他の人とでも幸せになってほしいと思うひとは少ないかもしれないけどね。
私も、今、楽しいと思う時間を過ごしてるから…
楽も…私がいなくなっても幸せになってね。
それが私の願いだから…
この願い…叶えてくださいな。
神様。
???
その願い。確かに聞き入れた。